デンマーク旅行日記【6】
2025年の春休みに母娘でコペンハーゲンへ行きました。
4泊7日の珍道中の記録を、娘の許可をもらってここに記します。
興味のある方はお付き合いください!
起床して日記を書く
2025年4月5日、ホテルにて。AM7時ごろ起床。
今日はいよいよ、夜の便に乗って帰国する日。
昼間は、ショッピングをしながらお土産探しの予定です。
寝ている間に幼なじみからLINEが来ていたので返信。
時差はあれど、
海外に居ても日本からいつも通り連絡が来るなんて、
本当にすごい時代ですよね!
世界は近くなったなぁ。
しばらくすると娘が起きたので、
AM11時のチェックアウトまでに、
朝食・シャワー・荷造りなど
いろいろやることあるけどどうする?
と、二人で今日の計画を立てました。
そして今日のいちばん大事なタスクは、
オニマガさんに頼まれた
コーヒー豆を買って帰ること!
目的のコーヒー屋さんはホテルから歩いて10分圏内。
コーヒー豆は重いので、
チェックアウトまでにゲットして
ホテルに預けてるスーツケースに入れておきたいと思い、
朝イチで買いに行くことに。
娘には動画を見ながら
ホテルで待っててもらうことにしました。
というわけで、しばらく娘はテレビタイム。
私は、忘れないうちに昨日の日記を書きました。
娘が見ていたアナ雪のエルサのその後、
みたいな英語の動画に
ジャックという登場人物が出てきたようで、
初めて見た!と驚いていました。
日本では聞いたことないですよね。
(調べてみたところ、非公式の二次創作でした…)
コーヒーショップへ
時間がきたので、
ホテルを出てコーヒーショップへ向かいます。
お目当ては二つ、La CabraとApril Coffee。
どちらもAM9時オープンとGoogleマップに書いてあったので
10分前にホテルを出ました。
まずは、La cabraに到着。
あれ?お店は閉まっていて、AM11時オープンとの表記が。
残念!
続いてApril Coffeeに到着。
こちらはちょうど開店するところで、
女性の店員さんが優しく対応してくれました。
可愛いパッケージに心躍ります。
オニマガさん用にコーヒー豆を1箱、
友人用にドリップバッグを選んで
会計をお願いすると、
ショックなことに、
ここもクレジットカードの暗証番号が必要でした。
どうしよう、買えない!
実は、ここはオニマガさんが
いちばん楽しみにしていたコーヒー屋さん。
まさか買えないなんて…。
思わず泣きそうになってしまいましたが、
お店のお姉さんが
「このパターンはあなたが初めてじゃないよ」
と慰めてくれました。
ホテルに戻ってオニマガさんに相談
一つもコーヒー豆が買えず
しんみりとホテルに戻り、日本のオニマガさんに電話。
楽しみにしていたApril Coffeeが
買えなかったことを報告し、
「現金はもう日本円の一万円札しかなくて…」と伝えると、
「それを換金して買うしかないね〜」とのこと!
換金手数料は高いだろうけど、
それでも買ってきて欲しいということなので
チェックアウト後に換金屋さんに行くことにしました。
最後のクロワッサンモーニング
今日も朝食はホテルのクロワッサンとりんごと紅茶。
それに、マルメーで買ったMalibowのチョコレート。
ドライフルーツとナッツ入り、とても美味しかった!
その後シャワーを浴びて荷造り。
スーツケースを借りた友人から、
荷物を吊り下げて重さを測る器具も
一緒に借りていたので、使ってみました。
飛行機に乗せる荷物の重さ制限があるので、
測っておくと安心しますね。
迷ったけど、借りておいてよかった。
荷物を預けて出発
娘の身支度に時間がかかり、
ギリギリになってしまったけどチェックアウト完了。
夕方まで荷物を預かってもらうよう頼んで、
まずは換金ショップへ。
行く道すがら、娘に今朝のコーヒー屋さんのできごとを話すと
「それはグールグルグルマップと、カードの機械が悪いね!」
と笑ってくれて和みました。
寄り道しながら再びコーヒーショップへ
コンゲンス・ニュートー広場近くの
換金ショップで、一万円札とデンマークのお金を交換。
パスポートの提示が必要でした。
観光地なので高いかな、と心配していた手数料は、
日本で換金するのとほとんど変わらなかったです。
そのお金を持って、再度April Coffeeへ向かいました。
途中で、H&Mのショップを見つけたので寄り道。
娘がどうしても行きたいというので入ったのですが、
子ども服売り場がなく、MEN/WOMEN/BEAUTYという品揃え。
ギャルっぽい服を見つけて「可愛い♡」と言ったり、
マニキュアを見て「欲しいなー」と言ったり、
ビキニの谷間のところに
ワンポイントの金具が付いているのを見つけて
「こんなのあるんだねー!!」と驚いたりしていました。
April Coffeeに着くと、
ちょうどブランチの時間帯だったこともあり、
お店はほぼ満席状態。
朝はお姉さん一人しかいなかったけど、
今回は他にも何人かスタッフがいて、
その中の一人の日本人女性が対応してくれました!
これは心強いです。
オニマガさん用のコーヒー豆を選んで
(友人用のドリップバッグはお金が足りなったので諦めて)、
会計をお願いしました。
ここでも、ここには書けないような
ちょっとしたハプニングがあったのですが、
結果的には笑顔でお店を出ることができて一安心!
お店のスタッフの皆さん、
とても親切な対応をしてくれました。
お店を出て、まずは
オニマガさんに「買えたよ!」の報告をして、
La cabraへと向かいます。
こちらも人気店のようで、たくさんの人が並んでいました。
ここのスタッフはお兄さんばかり、みんな陽気で楽しそう。
「Can I have a receipt?」
というと
「Yes, of course you can, here you go!」
みたいなノリで返してくれました。
ILLUMSでお買い物
トイレに行きたくなったので、ILLUMSというデパートへ。
トイレは最上階の、無印良品の近くにありました。
看板のネオンサインが可愛かった。
無料でしたが、トイレットペーパーが設置されていませんでした。
ついでに無印に立ち寄ると、子どもの遊び場に
Team Labの『こびとが住まう黒板』が設置されていて
現地の子どもで盛り上がっており、
もちろん娘もハマってしまいました。
その間に私は無印の店内をチラ見してみたのですが、
全体的に日本の4倍くらいの値段がついていて、
こちらの物価の高さを思い知りました…。
ワークショップコーナーでは書道の準備も。
時間が合えば参加したかったなぁ。
現地の人がどんな字を書くのか、見てみたかった!
指導担当らしきお姉さんは、
浴衣を着ていらっしゃいました。
チームラボと書道、新旧それぞれの
ジャパニーズ文化を発信している無印良品。
素敵ですね!
そして同じILLUMSの地下一階に、
MENYという食料品店を見つけました。
ロゴが可愛くて、日本にいる時から行ってみたいなぁと
思っていたのです。
娘は「もう歩きすぎて疲れたー」と言ってましたが、
お願いして立ち寄らせてもらいました。
この後の食事のために、サラダと、
思い切ってお土産用にバターを買うことに。
溶けずに持ち帰りが成功するかどうかは、賭け!
先日他のスーパーで5krで売っているのを見かけた
一回分の生イーストが、ここでは1krだったので
買おうか本当に迷ったけど、
さすがに「異臭がしてきたら嫌だなぁ」と考え
辞めておきました。
娘が欲しがった、デンマーク名物
「マチルダちゃんのココア」のイチゴ味も購入しました。
コウノトリの泉でクレープ休憩
ILLUMSを出ると、
Storkespringvandet(コウノトリの泉)という
噴水の近くにクレープ屋台を発見し、
噴水の前で食べることにしました。
メニューは甘いものオンリーで、私たちは
バナナピーナツバターストロベリージャム入りをチョイス!
生地はもちもちで、両面時間をかけて焼くタイプでした。
味も美味しかったですが、屋台の雰囲気がまた良かったです。
噴水の近くに地下へ降りる階段があって、
そこに無料のトイレがあったので利用しました。
週末で人が多いので並んでいたけど、
クラシックな雰囲気でちゃんとペーパーもあって、
良いトイレでした!
中心街でショッピング
さすが北欧最大の繁華街とも言われているだけあって、
週末のストロイエはすごい人!
食べ物屋さんも行列ばかりで、ランチをするのも大変そうです。
この日私たちが訪れたお店は、こんな感じ。
コーヒーはプロローグコーヒーの豆のようで、コーヒー豆もこのお店で購入できました。
途中でMagasinにもう一度寄り、
日本よりも安く売っていた
KUSMI TEAを買おうと思いましたが、
レジがどこにあるのかわからなかったので諦めました。
自分の見たいファンシーショップが終わってからは、
ずっと「疲れた、足が痛い」と言っていた娘。
「帰ったらパパに足のマッサージしてもらわなきゃ」
と言っていました。
王の庭で最後のヒュッゲ
飛行機のチェックイン時間が迫ってきたので、
ホテルへ荷物を受け取りに行きました。
「預かってもらっている荷物をください」
と言いたいんだけど、
なぜか英語が出てこない!
どうしたんだ私、お土産を買い終わったら、
もう帰国した気分になってしまったのか?
なんとか絞り出した英語、
「I checked out today…, and my luggage is here.」
で通じました。
そのまま荷物を持って王の庭へ。
ここは週末も、穏やかに賑わっています。
散歩をする人、読書をする人、
ボールを使ったゲームをする人、
お昼寝をする人。
私たちも、
美味しそうなポスターに惹かれて近くのスーパーで買った
アイスバーと、デパ地下で買ったサラダを食べながら
最後のヒュッゲをすることにしました。
まずはスーツケースを広げて、上着を出します。
今日は思っていた以上に寒かった。
MENYで買ったサラダは、
スパイシーな鶏肉の串みたいなのが付いていました。
使い捨ての木製カトラリーセットは別売りでしたが、
ちゃんとそういうものも準備されているのが良いですね。
そして、プラじゃないところに北欧らしさを感じました。
スパイシーな肉は私が、サラダは娘がほとんど食べました。
ホテルの部屋にサービスで置いてあった、
高級そうなポテトチップスも、ここで食べました。
とても上品な味で美味しかった!
マチルダちゃんのイチゴ味はとても甘かったです。
アイスバーは、娘の好みでラズベリー味をチョイス。
PARMみたいな感じで美味しかった!
しかも周りのチョコレートコーティングに
パチパチが付いていました。
いつの間にか、王の庭にも桜の花が咲いていました。
私たちが初めて来た日には気づかなかったので、
この一週間の間に咲いたのでしょうか。
公園を自由に歩いている鴨たちも、
今日はずいぶん私たちの近くまで来てくれて、
別れを惜しんでくれているようでした。
最後に、お城と街並みを背景に、
娘のスマートフォンで2ショット写真を撮りました。これは宝物!
二人でこれて、本当に幸せだったなぁ。
ありがとう。
空港へ向かいます
私たちの乗る予定の飛行機は、
コペンハーゲン空港をPM8時に出発予定。
ふとiPhoneを見ると
FINNAIRからショートメッセージが届いており、
「出発が40分遅れます」とのこと。
それでもスーツケースの預かりはPM7時までに
済ませてください、とのことでした。
空港に着く時間を急がなくてもいい、
というのは行きのフライトで学んだので、
今回はPM6時ごろに空港に到着。
手荷物預かりの場所がみょうに空いていて、
他の乗客もスタッフも見当たらないので、
なぜか「セルフ?」と勘違いして、
それらしきレーンにスーツケースを載せたら、
赤いランプが付いて「係員を呼んでください」
になってしまいました…。
あわあわしながら、無事、スタッフのいる
手荷物預かりのレーンを発見。
無事、スーツケースを預けることができました。
そんな大雑把な私と違ってとても心配性な娘は、
「機内に液体を持ち込んではいけない」
というルールをとても気にしている様子。
キャンディの持ち手にドロッとしたもの
(リキッドキャンディー?)が
入っているけど大丈夫かなぁ?と心配して、
検査の場所に用意されていたジップロックに
自分で入れていました。
空港も楽しい
空港の外には飛行機の形の木製遊具が。
空港の中にも、ちょっとした
Experimentarium(科学館)のコーナーがあって、
遊びながら環境問題や絶滅危惧種の問題に付いて
学べるようになっていました。
さすがデンマーク!
これが面白くて私も一緒になって遊んでいると、
突然外国の人に「Are you Japanese?」と話しかけられました。
「Yes.」と答えると、
「Is it yours?」と見せられたのは娘のスマートフォン!
画面に日本語が表示されているのを見て、
声をかけてくれたのでした。
娘に「これちょっと持ってて」と言われた後、
他の荷物を置いたついでに一緒にそれを置いた私が、
そのあと荷物を取る際にスマートフォンだけ
取りそびれていたのでした。危なかった〜!!
娘からは「ママ〜!?」と叱られましたが、
私に持たせるとこう言うことになるから、
自分でちゃんと持ちなさい!と話す私。
どっちもどっちですね。
保安検査を終えて空港免税店へ
Experimentariumが楽しすぎて、
「もうちょっと」「あと一回だけ」と
なかなか遊び終わらない娘をなんとか説得し、
無事保安検査場へ。
保安検査は、なんだかとても簡単でした。
そこを抜けると免税のお店。
手持ちの現金を確認すると59kr残っていたので、
自分用のお土産を買うことにしました。
こういう時、私はたいてい、
ハンカチを買うと決めています。
食器と違って割れないし、
拭いたり包んだり用途が豊富で
何年も使えるから!
でも、あいにくハンカチが売っていません。
デンマーク人は使わないのかな?
どうしてハンカチがないんだろうという悲しい気持ちと、
もうこの旅が終わってしまうという淋しい気持ちで、
つい涙が出そうになってしまいました。
それでも、自分のために
何か形に残るものを買わなきゃ!
と思って選んだのは、自転車柄の小さいマグカップ。
持ち手に「COPENHAGEN」って書かれた、
ベタなお土産屋さんのものです。
なぜなら、
「コペンハーゲンは自転車都市」
というのが、私がこの国に来てみたかった
大きな理由の一つだったから。
日本に来ている外国人観光客を見て、
たくさん良いお店があるんだから、
わざわざお土産専門店で買うことないじゃん?
なんて思っていた私でしたが、
自分が観光客になってみて、
ベタなお土産を買う人の気持ちが
しみじみとわかったのでした。
このマグカップはちょうど59krで、
現金は全て使い果たしましたが、
なぜか娘にもキーホルダーを買うことになり、
クレジットで精算しました。
お土産屋さんのキーホルダーなんて!
と思っていた私なのに、
こちらは旅の終わりの切なさに負けました。