2023-02-24

名古屋友の会「わくわくひろば」を見学してきました!

私の子どもが通っていた「名古屋友の会 幼児生活団」が、
惜しくも今年度で終了することになりました。

80年の歴史があるステキな保育グループだっただけに、
とても残念です。

が、そのこだわりの教育カリキュラムを、
できる限りで残していこうと、2022年5月に始まったのが、
「わくわくひろば」というイベントです!

このイベントは、月に一度、
土曜日の午前中に、
年少、年中、年長の子どもを対象として、
名古屋友の家の「幼児生活団ホール」で開催中。

内容は、絵の具や粘土を使ったアートや、
楽器に触れる音楽体験、植物の観察など、毎月様々です。

生活団大好きな私、
「わくわくひろば」も気になるなぁ...と思っていたところ、
今回、特別に「見学してもいいよ!」と言っていただき、
2022年度最後の2月18日の回に、遊びに行ってきました!

考えてみれば、我が子が生活団に通っていた頃は
実際に生活団ホールに入って様子を見ることなんて年に数回で、
今回のように子どもが活動しているところを見させてもらうのは
ほとんど初めて。

子どもの自由な発想をじゃましないための気配りや、
よく考えられた道具など、
当たり前だけど当たり前じゃないことに、ただただ感動しました…!

というわけで、そんな「わくわくひろば」で撮ってきた写真たちを、
どうぞ、ご覧ください^^!

門の外には、先生手描きのチョークアートがお出迎え!

生活団ホールに着いたら、子どもは一人でカバンや上着をかけ、中に入ります。

そして、「元気にきたしるし」を貼っていきます。今回は、カゴの鳥!

大人は別のところで交流します。

みんな揃ってご挨拶をしたら、まずは体を動かす体操の時間。
先生の演奏するピアノに合わせて、いろいろな運動をします。

動きに合わせたメロディが素敵だなぁ!と思ったら、
名古屋の生活団のために、デンマーク体操の専門の先生が作られた
オリジナルの音楽と体操だそうです。

続いて、今回のメイン「ねんど」の時間!
今日は「好きな動物を作って、みんなで動物園を作ろう」、というのがテーマ。

先生の説明を聞いたら、準備されているスモックに着替えて、
いよいよ作業開始です。
(このスモック、先生方の手作りだそうです!)

今回使う粘土は、土岐市の「五斗蒔荒土(ごとまきとうど)」というもので、
陶芸用の本格的なもの!

子どもたちは円形になって座っていました。
私は、周りを気にせず作業に集中できる為かな?と思いましたが、

生活団で同じように作業をしていた我が子に聞いてみたところ、
「中心に置いてある追加の粘土や道具を取りに行きやすいからでは?」
とのことでした。

そして粘土といえば、ヘラを使って切ったり模様をつけたりしますが、
よく見るとこのヘラも、独特でした!

よくあるプラスチックのヘラではなく、竹でできている?
そして、いろんな形がある!
こんなところまで手作りとは!

追加の粘土もたっぷりあります。
時間もたっぷり取られています。

そして、子どもが困ったときに駆けつける、
見守る大人の多さにも驚きました!

完成した作品は、窓際の台に乗せていきます。

この台、もともと木の板の予定だったそうですが、
作品が映えるようにと、明るい緑色の紙を貼ることにしたそうです。

このことを教えてくださった先生が、
「じっくりと、みんなで考え合える時間が持てるのが嬉しいですね」
とおっしゃっていたのも印象的。

子どものために、ということだけでなく、
先生方自身、このイベントを作り上げることを
楽しんでいらっしゃるのが伝わってきました!

さて、作業が終わった人から、自分で机を片付けていきます。

みんなの作品が揃いました!

ここからは、お互いの作品を見合う時間。
一人ずつみんなの前に出て、工夫したところなんかを話します。

作品の見合いが終わったら、
動物のお歌、何か知ってる?という先生の質問から、
童謡の「ぞうさん」「うさぎとかめ」を一緒に歌って、
それから今年一年の「わくわくひろば」をふりかえりつつ、
今日はおしまい。

最後に、お迎えに来た家族の皆さんにもホールに入ってもらって、
一緒に作品を見ました。
子どもたちの、とっても嬉しそうな顔が印象的でした!

…というわけで、

久しぶりに生活団ホールに入りましたが、
相変わらず、良い空間だったなぁ。

そこかしこに飾られている本格的な材料を使った子どもの作品。
お庭で咲いたお花を生けたガラス。
鳥かごにいる、小鳥のさえずり。
シンプルなのに、とってもあたたかくて、落ち着く。

生活団がなくなるのは淋しいけれど、
この空間と、この空気が残るだけでも嬉しいです。

幼児生活団のカリキュラムは
とても濃いものだった反面、
親の仕事が多かったこともあって、
入団を躊躇された方もいたと聞きます。

その点、こういう形で、
他の幼稚園や保育園に通いながらも
気軽にカリキュラムの一部を体験できるようになって
嬉しい!という方もいるのではないでしょうか。

2023年度も、「わくわくひろば」は開催される予定です。

気になる!という方はぜひ、
公式インスタグラムウェブサイトをチェックしてみて下さいね!

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