デンマーク旅行日記【2】
2025年の春休みに母娘でコペンハーゲンへ行きました。
4泊7日の珍道中の記録を、娘の許可をもらってここに記します。
興味のある方はお付き合いください!
コペンハーゲン空港に到着
2025年4月1日、AM8時ごろ。
無事、飛行機がデンマークのコペンハーゲン空港に着陸しました。
飛行機から空港までが、
通路じゃなくてヒモで区切られているだけ!
これ、雨の日は大変かも。
荷物を受け取って、地下鉄でホテルへ
ヘルシンキ空港には日本語表記がありましたが、
ここはデンマーク語と英語のみ。
鞄とベルトのイラストが描かれたアイコンを追いかけて、
無事スーツケースを回収!
途中で立ち寄ったトイレの手洗いの水道が温水で、
中東系のお姉さんに「Is it too hot?」と話しかけられました。
なぜか不機嫌そうだったけど、「It’s Okay」と答えておきました。
その返事で合っていたのかは謎。
空港から地下鉄に乗るのはとても楽でした。
一日乗車券は『DOT』というアプリで購入。
とはいえ、確認する人もいなければ改札もなく、
運転手さんや車掌さんもいない自動運転!
と言うわけで、いちばん前と後ろの席は
ごっこ遊びができる仕様(かわいい!)。
困った時や何かあった時、誰に聞けばいいんだろう?
と不思議に思いましたが、
今の時代、スマートホンがあれば
困ることってそんなにないのかも?
そんなこんなでKongens Nytorv(コンゲンス・ニュートー)駅に到着。
ランドマーク的な百貨店・Magasin du Nord(マガシンデュノルド)を見つけて
「コペンハーゲンに来たー!」と、テンション上がる私。
歩いてホテルへ向かう途中、
通勤ラッシュの自転車がビュンビュン!
来たね〜、コペンハーゲンに!
ホテルへ荷物を預けて、王の庭を散策
駅から歩いてホテルに到着。
看板はあるけど、入り口が見当たらない…
と思っていたら、ちょうど入り口ドアをリフォーム中!
行ったりきたりしている私たちに気づいて
スタッフが出てきてくれたので、
荷物を預かってもらえるようお願い。
準備していった英語
“Can you keep my baggage?”
が通じて嬉しかったです。
手続きを済ませ、
まずはホテルから歩いてすぐのところにある
ローゼンボー城の庭(王の庭)へ。
まだ春が始まったばかりで、
小さな花が少し咲いているのが見えただけだけど、
緑の豊かな季節にはどんなに綺麗なことだろう!
大きなガチョウや小さなカラスが居たり、
いろんな鳴き声が聞こえたりもして、
とても穏やかで平和を感じる場所。
お城をバックに、
日本のオニマガさんとビデオ通話を繋いで
ホテルに着いたことを報告したりもして。
お城を護っている、
かっこいい兵隊の姿も見えました。
スーパーでキャンディバーを体験
興味本位で入ってみたFotoxという
スーパーマーケットで、キャンディの量り売りを発見!
いろんなお菓子を試すには絶好のチャンス、と
娘と一緒に試してみることに。
キャンディを掴むのはトングではなくビニル手袋で
とても取りやすそうでした。
別のスーパーNettoでは、
冷蔵コーナーに約3cm四方のキューブ状の何かを発見。
バターかな?チーズかな?と気になって
グーグルレンズで検索すると、なんと生イースト!
一回分が5kr(約100円)で売っていました。
日本にもあったらいいのになぁ…!
ドリンク売り場でRed bullを見かけると、
「♪翼を さずけ〜〜〜る〜〜〜〜」
と歌わずにはいられない娘でした。
Juno the BakeryとPrologue Coffeeへ
Marmorkirken駅から地下鉄に乗り、
Poul Henningsens Plads駅で降りて
Juno the Bakeryへ。
いろいろなパン屋さんを下調べした中で、
ここだけは絶対に行く!と決めていたのでした。
道のりも調べてあったのでほとんど迷わず到着。
人気店だけあって、平日の午前中にもかかわらず
5人ほど並んでいたけど、
お目当てのカルダモンバンを無事ゲット!
大きなカンパーニュも
すごく美味しそうだったけど、
旅行中に食べ切れるはずがないので
今回はパス。
そこから少し歩いてPrologue Coffeeへ。
ここも3人くらい並んで無事、お土産の豆とドリップバッグ、
そしてカフェラテを購入。
狭い店内はほぼ満席。
お客さんの大きな犬も寝そべっていました。
そして、なんとここでも
Juno the Bakeryのカルダモンバンが買えました…
でもいいんだ、お店の空気を感じたかったから。
Prologue Coffeeのお向かいにある
フルーツを模した遊具が可愛い公園で食べようと思ったけど、
小さい子が飛び出さないためにか
入り口が封鎖されていたので、
その脇にあるベンチに座って食べることにしました。
カルダモンバンは、カルダモンが大粒!
ジャリジャリのお砂糖も効いて、とても美味しかったです。
香り高いラテとも相性抜群でした!
娘のドリンクはスーパーNettoで買ったココア。
甘くて美味しい!
子どもに人気なのがわかりました。
ちなみに、オニマガさんから
「味の感想が的を得ている」と定評のある娘にも、
カフェラテを少し飲んでもらって感想を聞いたところ、
「一回上がって下がる感じの苦さ」とのこと。
なんのこっちゃ?と思いましたが、
帰ってオニマガさんに聞くと、
「はじめに香りと酸味が来て、
後からだんだん苦味を感じたってことじゃない?」とのこと。
なるほど、そういうことか。
公園とフライングタイガーに寄り道
このあたりは小学校や保育園らしき建物が多い地域。
様々な遊具で遊ぶ子どもたちをみることができて
興味深かったです。
近くにあった公園にタイヤのブランコを見つけて、
やってみたい!と娘。
私が小さい頃は保育園にこういうのがあったんだけど、
確かに日本では最近見かけないですね。
ナチュラルな木の遊具がメインで
小さい子向けの公園かと思いきや、
ゆらゆらゆれる吊り橋は板と板の間が広く開いているなど、
意外とハードなアスレチックみたい。
公園を後にして駅に向かうと、
近くにフライングタイガーコペンハーゲンがあるのを発見!
私も娘も大好きなので、入ってみることに。
オリジナルの水などの飲み物が売っている冷蔵庫以外は
ほとんど品揃えは同じだけど、日本で買った方が安い印象。
小さくてかわいいデンマークの国旗シールを見つけ、
これは日本にはないかもしれないな、と
自分へのお土産に購入しました。
トイレに行きたくなったので駅に急ぐも、
何せシンプルでスタイリッシュな駅で
どこにトイレがあるのかわからない!
無人駅なので、誰にも聞けない。
仕方ないので、
ホテル近くのKongens Nytorv(コンゲンス・ニュートー)駅まで行って
Magasin du Nord(マガシンデュノルド)のトイレを借りることにしました。
Magasin du Nordへ
無事、Magasin du Nordの地下一階にあるトイレに
たどり着いた私たち。
空いていたのでスムーズに入れたのですが、
私がトイレの個室から出ようとすると
なんと目の前にベビーカーが置かれてしまって
ドアを開けられない!
少しだけ開いたドアの隙間から娘を呼び、
「ベビーカーどかしてくれない?」
とお願いするも
「小さい赤ちゃん乗ってるから無理!」
と言われ、持ち主の母親が出てくるまで動けない…
という事件もありました。
ホテルのチェックインまでまだ時間があるので
お店の中を見学して回っていると、
見覚えのある作品を発見(上の写真)。
自宅近くの名古屋市美術館にあるのと同じ
アレクサンダー・コールダーという作家さんの作品でした。
そういえば、デンマークのルイジアナ美術館にも
この作家さんの作品があるらしく、
その空間演出が素晴らしいという評判なのです。
そうこうしているうちに、
デパ地下の食品コーナーで大好物のラズベリーやチーズを見つけた
娘が「お腹すいた〜」と言い出したので、
一旦引き上げて何か食べ物を探しに行くことにしました。
セブンイレブンのサンドイッチが美味しい!
というわけで、どこかで食べ物を調達して
ホテルへ向かおうとした私たち。
そういえばセブンイレブンのサンドイッチコーナーが
美味しそうだったな、
ということで、試してみました。
私たちが選んだのは、ハムとチーズ入りのパニーニサンド。
娘が大好きなコンビニおにぎりも売っていたけど、
なんと一つ35kr(約700円)もしたので、
これは日本で食べることに。
パニーニサンドはパン屋さんみたいに美しく並んでいて、
一つ一つお店で作られているみたい。
レジでオーダーすると「温めますか」というようなことを聞かれて、
お願いすると、わざわざオーブンでリベイクしてくれたのです!
5分くらいかかったけど、とにかくコンビニじゃあり得ない美味しさでした。
Hotel Christian IV にチェックイン
やっとのことで、ホテルにチェックイン。
飛行機で寝られなかった私たち、
ベッドの快適さに幸せを感じます…!
ホテルの名前は『Hotel Christian IV(ホテルクリスチャンⅣ)』。
受け取ったカードキーは潔く真っ白で、北欧って感じ。
私たちの部屋は、
【1階】の18号室。
地上が【0階】で、2階を【1階】と数える国がある
というのも初めて知りました。
小さくて古そうなエレベーターは
手動でドアを開けなければいけなくて
ちょっと怖いので、
重たい荷物がある時以外は階段を使うことに。
そんなことより、
笑えてくるぐらい、ドアもロビーも
お向かいの客室も工事中!
「ただいまホテルは改装中です」
という英語のメールが確か事前に来ていたんだけど、
こんなにガッツリ工事中とは。
夜中以外は普通にガガガって大きい音もしてるし、
入り口だってどこかわからないくらいだし…。
私たちの部屋も、
もしかすると出来上がったばかりなのかも?
シャワールームに備え付けの
ボディソープやシャンプーも新品で
ポンプの空押しをするところからだったので、
この部屋のリニューアル後
初めてのお客さんだったのかな?
だとしたら、なんだか嬉しいです。
ベッドに飛び込んで
「これがやってみたかったんだ♪」と娘。
テレビをつけると、民放は見れなくて
Youtubeしか見られない!ので、
テレタビーズや科学系のおもしろ動画を見ながら
まったり休憩。
そのうち眠たくなってきて…
待てよ、今寝てしまったら、
もう今日は出掛けられなくなる気がする!
変な時間にお腹が空くと大変なことになるのでは?
嫌な予感がしてきたので、
再び夕方のお散歩に出ることにしました。
ついでに、ロビーでハサミを借りて
ヘルシンキ空港で買ったポケモンカードを開封。
あれってどこの国でも、
素手で開けられない仕様になっているんですね。
スーパーや雑貨店でお土産を購入
たまたま入ってみたスーパー・Coop 365で
いろいろ面白そうなお菓子を発見し、
今のうちにお土産のまとめ買いをしておくことに。
ついでに娘の大好きな
ラズベリーとモッツァレラチーズ、
見つけたら買おうと思っていたピザ用の粉も、
荷物が重たくなるのを覚悟で購入。
帰りにわざわざ戻ってくるのは時間のムダ、
と思ったのです。
たくさん買ったのでそれなりの金額だったにも関わらず、
なぜか機械の不具合?でクレジットカードが使えず!
現金たくさん用意して行ってよかった。
お釣りにもらって初めて見たデンマークの硬貨。
ハートの柄が可愛い!
娘は、穴が空いている5kr硬貨を見て
「これでペンダント作りたいなぁ」と
言ってました。
Normalというドラッグストアのような雑貨屋さんにも潜入。
チュッパチャップスのボディソープとか、
いろんな香りのヴァセリンとか、
日本で見かけない可愛いコスメや雑貨がたくさん売っていたけど、
日本のドラッグストアに比べると値段が可愛くなかったので、
買うのはやめておきました。
ニューハウンでアイスクリーム休憩
カラフルな建物が並ぶ港町・ニューハウンは、
コペンハーゲンで最も有名な場所。
事前にチェックしていたアイスクリーム屋さん
Vaffelbagerenで
バニラとラズベリーのダブルをオーダーし、
川辺で食べることにしました。
お店のBGMで、私の好きな
ハンソンの『Mmmm…BOP』が流れていて嬉しかったな。
バニラアイスは濃厚!
ラズベリーも本格的で、甘酸っぱい!
自家製ワッフルコーン(ロゴの焼印入り!)も
すごく美味しかったです。
デンマーク人らしく川辺に腰掛けて
ヒュッゲしようと試みましたが、
川に落ちてしまいそうでこわかったので
すぐに立ち上がりました。
水上バスに乗ってReffenと人魚姫へ
実は、このあと水上バスに乗って
オペラハウスの方へ行こうとしていたのですが、
人魚姫の像にも水上バスで行けることを思い出し、予定変更。
途中にあるReffenと人魚姫の、二カ所へ行くことにしました。
写真は、水上バスから見たオペラハウス。
ものすごい迫力です!
この隣に新しい公園があって、
その名もオペラパークというんですが、
そこもステキらしいんですよね!
いつか行ってみたいです。
★Reffenと人魚姫に行った時の様子はこちらに書きました。
毎日がフェスって感じのReffenと
想像通りに小さかった人魚姫、どちらも行って良かったです。
海が近いせいか、コペンハーゲンには
カモメがたくさん飛んでいます。
娘はちょうど学校で習ったソーラン節が
頭に浮かぶようで、カモメを見かけるたびに
♪ニシンきたかと カモメに問えばぁ…
と歌っていてシュールでした。
そういえば人魚姫の近くで、公衆トイレを利用。
もしかして有料かな?と身構えましたが、無料でした!
バスで帰路につきました
帰りは、人魚姫の最寄のバス停から
ホテルの近くまでバスに乗ったんですが、
運転手さんがすごく不思議で、ずーっと一人で喋ってた!
落語の練習でもしてるのかな?と思いましたよ。
バス停からホテルまでは古い住宅街を歩きました。
カーテン越しにチラッと見えるおしゃれなお部屋にホクホク!
花束がダイニングテーブルに飾ってあるの、素敵だったなぁ。
スーパーの入り口にたくさんお花が売ってるのは、
こうやって飾るお家が多いからなんでしょうね。
時間はPM8時をまわっていましたが、空は夕焼け。
またお腹すいちゃったね、ということでスーパーへ行き、
飲むヨーグルトとグラノーラ付きのヨーグルトを買って、
ホテルに戻りました。
(乳製品は一通りチェックしておきたかったのです!)
ホテルのロビーで、スタッフのお姉さんが
(英語で)「お散歩どうだった?」と声をかけてくれたので
「Reffen行ってきた!すごく楽しかった!」と答えて、
部屋に戻りました。
持って行ったバケツを使って足湯をして、シャワーを浴びて、
髪を乾かしたらPM10時。
明日は7時半に起きようね、と話してベッドに入りました。
昨夜は飛行機でほとんど寝られなかった私たち、
合計するとどのぐらい起きてたんだろう…。
24時間は越えてるはずなんですが、
意外と大丈夫なもんですね!
部屋の窓からは、星空が少しと、
裏の建物のレストランで働く人々の姿が見えました。