デンマーク旅行日記【1】
2025年の春休みに母娘でコペンハーゲンへ行きました。
4泊7日の珍道中の記録を、娘の許可をもらってここに記します。
興味のある方はお付き合いください!
中部国際空港セントレアに到着
2025年3月31日。
PM3時過ぎに大須を出発して、セントレアへ。
飛行機が近くに見えるスカイデッキを見学して、
お寿司屋さんで「最後の日本食」を食べました。
お土産屋さんのおばさんに声をかけられ、少し長めの立ち話。
海外旅行大好きで、40カ国くらい行ったそう!
PM6時ごろ、オニマガさん帰宅。
パパと一週間も離れたことがないので、
娘は淋しくて泣いちゃった。
お風呂屋さん『風の湯』へ
セントレアの中に
飛行機の見えるお風呂屋さんがあると知り、
行ってみることに。
ふだん銭湯に行かなさすぎて、
タオルって借りられるんだっけ?
と心配していたけど、もちろん借りられました。
広い空が見えるお風呂、ジャグジー、水風呂など
いろいろあって楽しかった!
慣れないロッカールームであたふたしながら
着替えたり頭乾かしたりしていたら
あっという間にPM7:20。
手荷物預かりの時間まで、
漫画の読めるリラクゼーション部屋で少しだけ休憩しました。
手荷物預かり、保安検査、出国審査も無事クリア
私たちが乗るのは
フィンエアーPM10:50発、ヘルシンキ行きの飛行機。
そこで乗り換えてコペンハーゲンへと向かう経路。
チェックインは事前にアプリで完了していたので、
PM7:45ごろに荷物を預けるためのカウンターへ。
同じ便に乗る人が既にたくさん並んでいました。
(PM8:30ごろにのぞいてみたら誰も並んでいなかったので、
急がなくても良かったと思いました。)
20分ほど待って、いよいよ私たちの番です。
搭乗券を受け取り、
荷物に危険なものが入っていないかの確認と、
機内食・座席の確認。
「ヘルシンキで乗り換えの際は、ゲートを自分で確認してください」
と言われ、ドキドキ!
帰りはこれを英語でやり取りするのかと思うとさらにドキドキ…。
保安検査所が開いていないようだったので、
しばし空港内をお散歩。
空いているので、とりあえずいろんな休憩イスに座ってみたり。
PM8:40ごろ、保安検査所の前を通ったら、
偶然さっき荷物預かりの場所で一緒に並んでいた人が
中に入っていくのを目撃!
私たちも入ってみることにしました。
保安検査は、
自分の持ち物をすべてカゴに入れてレーンに乗せる。
自分は、全身スキャンのマシンに入って両手を上げる。
マシンを出ると、女の人に軽く腕をタッチされる検査。
自分のカゴが戻ってくるので荷物を整理して、
出国審査へと進む流れ。
この保安検査のお手本VTRが流れていたんだけど、
お手本を見せてくれるのが『おもてなし武将隊』の皆さんで。
クノイチの女性がポケットから手裏剣を出して
カゴに入れるのを見て、
娘が「これ絶対没収されるやつじゃん」
と言ってました。
出国審査は、
パスポートをスキャン、顔はマシンで読み取って終了!
あっという間でした。
セントレアパスポート取得キャンペーンで大失敗
搭乗ゲートへ向かう途中の免税店街で、2025年9月末まで開催中の
セントレアパスポート取得キャンペーンで、
免税店で使える6000円分の金券をゲットした私たち。
お店を歩きつつ、
なに買う〜?とか話しながら、
つい「この値札、税込金額かな?」と
確認しようとしてしまう(ここは免税店ですよ)。
いろいろ迷った結果、娘にはぬいぐるみ、
私にはチョコレートを買おう!と決めて、
でも荷物になるから帰国後にしようね、
と搭乗口に向かったのですが、
実は、これが大失敗!
免税店って、出国時の搭乗ゲート付近にしかないんですね。
せっかくの金券が無駄になってしまいました。
(いや、一応『到着免税店』という小さい免税店が、
あるにはあるみたいなんですが、
私たちが帰国した時間には閉店していました)
これからキャンペーンを利用しようとしている方は
お気をつけくださいませ。
搭乗口に到着
PM9:45ごろ、搭乗ゲート付近に到着。
待合の立派なイスに座って休憩していると、
突然、娘に
「飛行機の中のゲームできる機械って、タッチパネル?」
と聞かれました。
なぜそんなことが気になるのかと尋ねると、
「テトリス、タッチパネルって珍しくない?」
とのこと。
できるだけ「飛行機こわい」ってならないように、
座席のモニターでどんなことができるのかを
家で一緒に調べて行ったんだけど、
その甲斐あってか、ゲームができるのを
よっぽど楽しみにしているみたいです。
そういえば、今のうちに
カメラの設定をデンマーク時間に変更しておこう。
と思いついてカメラの設定を触っていると、
日時設定に「訪問先」というラベルがあるのに気づきました。
訪問先をデンマークの時間にしておけば、
ワンタッチで切り替えができるという仕組み。
これは便利!
いよいよ旅のはじまり
私たちのグループ「Group5」が呼び出され、
ついに飛行機に搭乗!
「いよいよ旅が始まるね」と、笑顔の娘。
座席に座ると真っ先にネックピローをつけ、
シートベルトをしめ、
席に置いてある注意事項の紙を一通り読んだ後、
「パパもう寝てるかなぁ」と急に恋しそうでした。
私はといえば、飛行機に乗れたことで
とにかく一安心!
長風呂のおかげですぐにでも寝れそうでしたが、
機内食が楽しみだったので起きて待つことにしました。
当たり前かもしれないけど、
外資系の飛行機に乗ると、全部が英語なんですね。
緊急時の説明さえも英語のみ。
映像はあるけど字幕もなし。
乗客は日本人がほとんどに見えるけど、
みんな理解してるの?すごいな。
楽しみにしていたゲームをいろいろ試す娘を見て、
私も試しにやってみましたが、ハマりませんでした。
その代わりに、映画『バービー』を見ることに。
嬉しいことに、日本語吹き替え版でした。
機内食の時間
事前にインターネットで調べて、
ノーマルの機内食では
私の苦手なソバが出ることが多いと知ったので、
私はベジタリアンフードを選択していました。
というわけで、メニューはインディカ米と野菜。
とっても薄味でした。
娘には幼児食を選択していましたが、
思っていたよりも量が多かった!
途中、お水が欲しくなって乗務員さんに話しかけるも、
緊張して、英語が思い浮かばない…。
なんとか「ウォーター」と言ったら、通じました。
この旅が終わる頃には、
少しは英語に慣れているのかなぁ?
寝れない!
機内食を食べ終わってしばらくすると、消灯の時間。
とはいえ、寝てる人もいればまだ映画を見てる人もいます。
私は寝ようと思っていたんだけれど、寝られない…。
同じく寝られない様子の娘は
映画『アナ雪』を見た後、またゲームをして遊んでいる。
私は時折音楽を聴いたりフライトマップを見ながら、
いろんな体制を試して寝ようとするも、やっぱり寝られない…。
モニターのブルーライトで目が冴えちゃったのかな?
飛行機に乗る前は、あんなに眠たかったのに!
機内食を待たずに、すぐに寝ておけば良かったなぁ。
途中、3回ほどトイレに行きました。
トイレが近くて良かったけど、
芳香剤の香りが漏れてきたのが少し辛かったです。
マスクを持ってきて良かった!
AM2時半ごろ、やっと娘が眠りはじめました。
お腹空いたな、朝食まであと3時間かぁ…と時間の確認がてら
フライトマップを見ると、現在地が北極海の近く。
なんだか機内が寒くなってきたと思ってたんだよ!
と一人で納得。
その後、少しうとうとするも、
朝食の機内食の時間になってしまったので、
あきらめて映画『インサイド・ヘッド』を見て過ごしました。
ヘルシンキ空港に到着
ほとんど寝ないまま、フィンランドのヘルシンキ空港に到着。
「乗り継ぎ」の順路が日本語で表示されていて良かった!
写真は、階段とエスカレーターの手すりが
平行のデザインが可愛かったので撮った写真。
このエスカレーターを降りたところで、
セントレアでやったのと同じ、
手荷物の保安検査。
係のお兄さんの名札に”Rasmus”とあって、
みんな大好き・DJ ラスマス=フェイバーを思い出しました。
入国審査も無事クリア
案内に沿って入国審査の場所に到着。
入国審査は無人のところもあると聞いていたけれど、
ここではしっかり英語で口頭質問。
私が聞かれたのは、
- Where are you going?
- Why are you going there?
- Stay at hotel or…?
- Do you have a receipt of reservation?
- How many days?
ゆっくり話してくれたので助かったけれど、
シリアスな表情で質問されるので緊張したな。
娘には、質問なしでした。
本場のシナモンロール、いただきます!
フィンランドはAM5時前。
まだやっていないお店もありましたが、
シナモンロールが並ぶお店をいくつも見つけて
テンション上がる!
その中でも、いちばん焼き色が美味しそうだった
Nordic Kitchen Apron Viewというお店で休憩することに。
娘がオーダーしたのはチーズときゅうりのクロワッサンサンド。
余計な味付けがなくてシンプル!
シナモンロールは砂糖たっぷりで美味でした。
ここで娘の携帯SIMをヨーロッパ用のThreeに変更して、
オニマガさんとビデオ通話したりしながら休憩。
AM6時を過ぎると人が多くなり、
空港内のBGMも流れ出しました。
カフェを出ようとしたところ、
隣の席の奥様から”Her bag is opened!”と声をかけられる。
見ると、娘のリュックのファスナーが開いていた!
“Thank you so much.”と答え、
歩き始めると「なんて言ってたの?」と娘。
「カバン開いてるよって」と答えると、
「なんだ、ほめられたのかと思った」だって。
ポジティブですね!
コペンハーゲン行きの飛行機に乗る
搭乗口に着くと、日本人らしき人は全然いない!
「北欧の人、みんな拓くんくらい背が高い」と娘。
拓くんというのは私の弟で、身長185cmなんですが、
確かに女性も男性もみんなそれぐらい長身。
丸い窓のついた可愛い通路を歩いて、飛行機に乗車。
指定された席の隣、窓際が空いていたので、
そこに娘を座らせてもらいました。
離陸時は小雨が降っていたけれど、
飛行機が雲の上に出ると朝日が綺麗!
今度の機内はモニターがついていなかったので、
空港のキオスクで買ったスウェーデン語のポケモンの雑誌を
眺めて過ごしました。
窓の外、雲がなくなるとたくさんの島が見えました。
「飛行機を降りたらいよいよ空港を出て、街に出るよ!」
と、娘とワクワクを共有できる幸せを噛み締める私。
なぜなら、
さっきの飛行機で見た『インサイド・ヘッド』が
頭から離れないから…。
改めて、良い旅にしよう!と心に誓うのでした。